4人に1人が、退職金で会社を買って社長になりたいと考えている。
2018.08.22
コラム
事業承継や後継者不足が問題となり、退職金で会社を買おうと考える人も増えているという話も聞きますが、本気で考えている人はどのくらいいるのでしょうか?という疑問が生じるのは当然です。
そこで、退職金を利用した事業承継M&Aに興味がある退職予定者はいるのか、実態を探るためにアンケート調査を実施しました。調査は、年齢55歳から65歳までの会社員で、個人年収600万円以上1500万円未満の方を対象としました。
・調査方法 インターネットリサーチ
・有効サンプル数 103
・対象性別 男性、女性
・対象年齢 55~65才
・対象地域 全国
・対象世帯 未既婚:指定なし、子供の有無:指定なし
・個人年収 年収600万円以上1500万円未満
<31.0%が退職金を使った中小企業のM&Aに興味>
退職金の範囲内で中小企業を買収できることに興味を持っている方が、大変興味がある(12.6%)と興味がある(18.4%)を合わせて、31.0%もいました。退職金の使途として、企業のオーナーになることに3割以上の方が興味を持っていたというのは正直驚きです。
<4人に1人が、退職金で会社を買って社長になりたい>
更に、退職金で買収することに興味がある層の中で、自らがその会社の社長になることに興味があるとした方も多数存在します。アンケートに回答した全体の26.2%、実に4人に1人が興味を持っていることが分かりました。
あなたの想像していたよりも多くの方が、退職金で会社を買って社長になりたいと考えている方がいたのではないでしょうか。企業に何十年も勤めた方々ですから、ビジネスに自信もあることでしょう。ちょっとしたキッカケさえあれば、自ら経営に乗り出すことは自然な流れなのかも知れません。