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起業家の約半数は、50歳以上。若者には出来ない「大人の起業」を

2018.07.03

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起業と言えば「若者」のイメージが強いかも知れませんが、実態は大きく異なります。

日本の起業家を年齢別で見ると、29歳以下の起業家は1992年に全体の28.1%であったのをピークに、現在は11.9%まで減少しています。若者に代わって増加しているのが「シニア起業家」です。

60歳以上のシニア起業家は年々増加し、2012年時点では32.4%を占めています。50歳以上で見ると、実に半数近い46.7%を占めています。人生100歳時代といわれる今、退職後の第二の人生を起業にかける人は年々、増えているようです。

 

シニア起業家

 

とはいえ、若者が起業するのとは違った発想が必要です。10代、20代の若者であれば、世に無いものをゼロから生み出そうと、上場を目指して全財産を注ぎ込み、何日も寝ないで働くことができるでしょう。正にベンチャー企業です。

50歳以上で起業する場合に同じことが出来る人は稀でしょう。体力も違えば周りの仲間も違いますし、守るべき家族もいることでしょう。若手と同じ土俵で、0から1を創る起業を目指しても上手くは行きません。

それよりも、これまで培ってきた経験や人脈、見識を持って「大人の起業」をすべきです。0から1を創るのではなく、1を10にする起業(買収)を考えてみませんか。